
「ドル円の上値は重たく基本は戻り売りで参入する」
7月21日午後7時前に105.42まで下落したドル円ですが背景は黒田日銀総裁が
「ヘリコプターマネーは必要性も可能性もない」というつれない返事でした。
ロングの損切りを誘発した下落で、その後インタビューが6月中旬に行われたという
事実が明らかとなって106.49まで買いあがったものの、その後は完全にレンジ取引に移行。
105.60-106.30を両サイドとして完全に揉み合い。10分足のチャートで見ても、
雲を挟んで方向感がはっきりしない展開となっています。
市場ポジションはさすがにロングが切れて売り上がったショートが残っているだけ。
来週の日銀金融政策決定会合ではたして海外が期待するような金融緩和が出てくるのか?
経済対策も20兆円超という噂が流れたが、総事業規模が20-30兆といわれているものでも
、即効性があるとされる、いわゆる「真水」と呼ばれるものはやはり噂通り3兆円であり、海外勢は
期待していたものよりはトーンダウンしているため、円売りを続けることは厳しいと考えます。
基本は戻り売りでイメージをしてみたい。